KEEP RUN DIARY

ランニングを続けるためのあらゆるコツについて日々考察する日記

何も考えないことを、がんばる時間。

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走りながら、ああだこうだと考えることもあるけれど、ほとんどの場合、心を無にして走るようにしている。というより、自分に合ったフォームで、走ることに集中することができている時は、「勝手に無心になる」という表現のほうが正しいかもしれない。「走ることは座禅を組むことに近い」と、脳科学者でありランナーでもある茂木健一郎さんも言っているけれど、「今日は無心で走れた」と感じることができた時は、あれこれ考えながら走った時よりも、大きな達成感と爽快感を得ることができている気がする。走り終えた後は、いつもの自分よりも自然と2段階くらいテンションが上がっているあの感じ。何も考えないって、大切な時間です。

 

昔は、とにかく慌ただしく動いて、目の前の問題について根詰めて考えることが正義だと思っていたし、「そうだ、何も考えない時間を作ろう」なんて考えたこともなかった。少しでも空き時間が生まれたら、運動なんかせず、ゲームをしたり、マンガを読んだりしていたほうが心が充電できると思っていたから。仮に、「川沿いをひたすらに走って無心になってみようじゃないか。最高だぞ、さぁ!」なんて爽やかボーイに誘われた日には、白目を剥いて幽体離脱をしたフリをするという得意技を繰り出し、完全無視をキメこんでいたと思う。


そんな自分が、毎日のように走る時間を捻出し、川っぺりを駆けずり回っている。「走るとさ、無心になれて心がスッキリするんだよね」とか気持ち悪いことを言い放ちながら。「歳を取った」と言ったらそれまでかもしれないけれど、ランニングと出会い、良い意味で変わることができたのは確かです。

 

走ると心がほぐれる。だから、走る。こう考えるのも続けるコツのひとつかもしれません。